きょむちらかし

舞台オタクの嘆きを投稿します。時折解説、考察様々。

推しが、「推し」をやめた日。

どうも。こんにちはこんばんは。

今日も元気に虚無ちらかしています。

 

今回書くのは、ほんとに個人的な話になりますが。

 

「推しが、【推し】をやめた日。」

つまり、推しの役者が「推しキャラ」をやめた日の話。

 

キャス変など、割とあり得る話で

卒業という形式をとっている作品であればだれでもあり得る話ではあります。

 

今回は正確には、今回話すのは私が推しの演じる舞台の中で一番好きで、ハマってしまった作品を、「なかったことにされた」とある日の話である。

 

私の推しは、2.5役者さんである。

私はそう思っている。

 

本人はどう思っているかは知らないが。

 

彼は、とても歌がうまく、確かに2.5にしておくのはもったいないような人なのかもしれない。

それでも、彼はそれに出ていたし、その姿を応援していたいから彼が出る場所なら、どこでもいった。

 

彼の舞台に通った中で、一番好きだった舞台がある。

「A(仮名)」という作品で、彼は主演をしたし、とてもいい演技だった。

そのころの推しの舞台には珍しく、2.5作品ではなかったが、とてもとても、私はその作品が好きだった。

 

手紙をたくさん書いたし、感想と考察のツイートもした。

演出家からいいねがきたのはいい思い出。

 

そんな「A」という作品は彼の少ない主演作品だった。

 

それを、彼は捨てた。

 

プログラムにはこれまでの出演経歴を書く場所がある。

おそらくそれで、「あ、これに出てたんだ」と気が付く人も多いだろう。

役者にとっての名札のような部分で、自分の看板になる部分でもある。

 

彼はとある時から「A」を書かなくなった。

出演作品が増えたから、書く場所が少ないから。限りがあるから。

また、その舞台の協賛の関係から。

いろいろな理由があって抜粋されることは知っている。

それでも、彼の個人のイベント系には書かれていたし、

主演作品だから・・・という思いも私にはあった。

 

しかし、とうとう彼の書くフリーの欄からもとうとう消え去った。

 

彼にとってその作品は消すべき恥のようなものだったのか。

アンサンブル(モブ)出演した作品より、主演は書くべきものではないのか。

 

推しが将来どういう方向性に進みたいのかは知っている。

よく知ってる。なんせ語ってくれるから。

 

だからこそ、「主演」という看板は捨てないでいてほしかったし、

大好きな作品だからこそ、そのタイトルは常に書かれていてほしかった。

 

記入欄が死ぬほどあり、あまりもあるような欄からもはみ出された「推し」作品は

きっと彼にとっては忘れたいことだったのだろう。

 

私はそれでも彼をそっと応援はするし、きっと舞台もある程度は行くんだろう。

 

でもやっぱり思うのは。

推しは作品を愛していてほしかったし、誇りに思ってほしかったということ。

「A」という作品が、彼にとってはもう書く必要もないことだったとしても

それが好きで好きでたまらなかった私にとっては、少なからずショックだった。

 

ここでそれを吐き出すぐらいしかできないけれど。

 

ごめんね。

推しの思う、その未来に、きっと今回主演作品の看板を下ろしたことは、きっと遠回りになる一つになったと思う。

 

推しが描く、その未来が叶うことを祈ってはいるけれど、

到底かなわないその性格を直さないと。と思ってもいる。

 

ファンが、そういうことを言うのはおこがましいかもしれない。

身の程知らずだと思われるかもしれない。

 

ごめんね、直接は言わないけど、きっとみんな思ってるよ。

 

 

それはさておき、推しが、「推し」をやめた日。

きっとこれからもいつかあるだろう。

今出ている2.5作品から卒業してほかの人がそのキャラを演じた日

卒業発表がされた日とか。

 

きっと役者を推している限りいくつでも起こるだろう。

そのたびに自分は向き合って、そして乗り越えるかそのままそっと離れるか。

それはその時の気持ち次第だと思うけれど。

 

私は少し、そっと距離を置いてしまった。

そんな、とある日の日記でした。

壽 乱舞音曲祭だよ。全員集合!!!

タイトルの通りです。

 

先日とある事態*1に巻き込まれ絶望をしましたが、

 

壽 乱舞音曲祭の詳細が少しずつ明らかになり、テンションが上がってまいりました!!!!

 

さて、何がテンション上がったかというと

今までベールに包まれていた桑名江の色がわかったよ!

 

musical-toukenranbu.jp

 

⑱桑名江:Citrine

 

「シトリン」と読むらしく、調べてみると宝石の名前だそう!!

つまり、江のものはみんな宝石!!きらきらですね!!!

 

 

シトリン(黄水晶・きすいしょう)

11月の誕生石
商売繁栄の富をもたらすと言われています。

潜在能力を引き出しリラックスさせ、ストレスから解放すると言われています。

www.rakuten.ne.jp

 

ふむふむなるほどなるほど。

11月に歌合が始まって顕現した彼にピッタリですね!

 

別の詳しく書かれたサイトにあった記載が、個人的に解釈一致だったので掲載させていただきます・・・。

 

そのエネルギーには男性性のもつ要素が色濃くあらわれ、包容力、頼もしさ、実行力といった明るい強さに満ち満ちています。
また、この石の行くところ全てに、豊かさと繁栄の光が差し込まれていきます。


関わる人々の心をあたたかく豊かに導いたり、町や家族を更なる繁栄へと引き上げてしまいます。そこには満たされた喜びと明日への活気で彩られており、たとえば経済的な豊かさであろうとも、そこに後ろめたさはありません。
全ては誰にも恥じる事のない、まっすぐな笑顔の元に生まれ出ているからです。

(一部抜粋)

www.power-stones.jp

 

 

桑名くんのオタク*2としては、とってもとっても「解釈一致!!!」となりまして・・・

詳しく調べていくうちに江が好きなものとしてはにっこにこしてしまいました。

 

併せて調べたほかの江のカラーについて簡単に記載させていただきます。

 

篭手切江:Opal green グリーンオパール(緑蛋白石・りょくたんぱくせき) 

無垢な瞳の奥に輝く直感的とも思える分析・決断力に、周囲は「不思議な魅力」を感じ、その笑みに魅了され、時に癒され、そして刺激を受けていきます。

この石が知的さを前面に出すことはありませんが、切れ者で、しなやかに自分を貫いていく態度は変わりません。
興味のあるものへの集中力の高さは素晴らしく、同時に冷静さを保っているところもあります。
思い込みにより本来の目的を逸脱しない「自己を見失う」といったことがないのです。(一部抜粋)

www.power-stones.jp


松井江:Turquoise blue ターコイズブルートルコ石

皆を平等に愛し、この地に平和をもたらそうとする無欲で真摯な思いに人々も心を開き、その後に次いで学んでいきます。そうしてこの石のある所には慈しみ合うような笑い声、互いの頑張りを讃えるようなじゃれあい、そして心から愛し合う家族や仲間、恋人達の安らぎと絆が生まれていきます。

www.power-stones.jp

 

由来を含め、わかりやすい解説があったのでこちらも

ターコイズブルーの色あいは、乾いた大地を潤す水を象徴し、心に潤いと安定感をもたらしてくれます。とても穏やかな波動で、イライラや感情の波を静め、不安や焦燥感を洗い流してくれるのです。

また、この石を身につけると、自然や精霊、宇宙と繋がることができると信じられてきました。「自分が」「自分だけは」といったエゴから開放され、もっと広く大きな視点で物事を考えられるようになり、自分が生まれてきた意味や役割について思考できるようになるでしょう。その結果、他人からの信頼や尊敬を集め、周囲に引き立てられて成功を収めたり、誰かが陰ながら力を貸してくれたりと、恵まれた人力を得られることも。(一部抜粋)

 

natural-style.biz

 


豊前江:Ruby ルビー(紅玉・こうぎょく)

この石には、能動的な態度や夢を実現させるだけの勇気や自信、また、舞台の中心に立てるだけのスター性を高めるパワーがあります。
何をしても皆を魅了し、その華やかさは注目を浴び続けても色あせることはありません。

あなたの中の炎を呼び覚まし、あらゆる恐怖を焼き尽くすのを助けてくれます。
その炎はあなたの愛そのもので、例え困難な状況に置かれていようとも乗り越えられる強い信念を喚起してくれるはずです。

www.power-stones.jp

 

 

宝石戦隊 江レンジャー()って感じですかね。

新しく追加された五月雨江もこの先ミュ本丸に顕現されるのでしょうか。

あなめでたやしたいですね。

できたのなら、紫色の宝石の名前が付くのでしょうか。

アメジストとか。どうかなぁなんて思います。

 

 

*1:幕末天狼伝のクオリティの低さに現場で天井を見上げる絶望をしました。詳しくはいずれ・・・

*2:舞台ではなく、ゲームのキャラとして桑名江が大好きです。もしかすると舞台でも推す可能性はあり

歌合 乱舞狂乱 2019について 1

今更ながら、「ミュージカル刀剣乱舞 歌合 乱舞狂乱2019」の考察をしたいと思います。

 

ネタバレ防止の宣言がされていた作品のため、オンタイムでの考察が難しかったのと、その後コロナにより気が滅入ってしまったため今更となります。

 

前置きとして

刀ミュの入り口は「みほとせ(初演)DVD」でした。

そのため、みほとせ、あおさく系列に対する熱が異様なほど強いです。

 

それを踏まえて乱舞狂乱していきます。

 

テーマ:隠された謎を解け

 

全体考察はいくらでもやってくださってる方々がいるので、私は本当に自分が気になったところだけを今更話していきます。

 

千子村正の不在」

 

もちろんキャストさんの出演の都合とかいろいろそういうところはおいておきます。

この「歌合」になぜ、千子村正が出陣しなかったのか。

ここで、日替わりではなく、アドリブでもなく常に村正が語られる瞬間を思い返します。

 

【美的風靡】 M17『夕涼み 時つ風』

サブステで語られる湯上りのシーンです。

初日長野のソワレがちょうどこのステージ真横でして、

たまらんかった思い出があります。本当に軽装ありがとう・・・

蜂須賀の軽装が後から追加されたのも本当に強すぎて最高でした・・・

 

本題に戻りましてここでは、湯上りの刀剣男士たちが日々のなかでの会話を楽しむようなシーンです。

その中で「一人たりない」という話になり、村正はまだ蜻蛉切と任務中のため戻ってきていない。とにっかり青江が語ります。

 

ここでわかる時系列としては「みほとせ」の信康の死(検非違使戦)以降、「あおさく」帰還前。と考えることができる。

(いろいろな本編とのセリフ相違については後程触れます)

 

本編はそこで任務を遂行中の村正と蜻蛉切の無事を祈るという心温まるストーリーとなっています。

 

彼らの本丸、もちろん任務中を私たちは舞台で見ているため、任務中のことばかりだけれど、あおさくの時に残っていた篭手切くんの言葉からしても、本丸で過ごす時間は長く、そして考えることもきっと多い。

 

そんな彼らの生活を垣間見ることができる素敵な作品だったと思う。

 

しかし、問題が一つ。

「いつも」湯上りで一緒になる村正は、「顕現後すぐ」みほとせの任務に向かったはずだ。

 

「いつも」一緒になるのは、だれ?

 

あおさくの任務の中で帰還していないことは明白だが、これはどういうことなのだろうか。

和泉守や蜂須賀と村正が会う隙は無かったはず。

 

そこで立てられる仮説は・・・ 「千子村正折れた説」

そして、みほとせの世界線の話。

 

あつかしとあつかしパリで演出相違があったように、みほとせ、みほとせ再演でも演出相違は多々ある。

 

一番印象的な相違は「家康公死の際の信康さんのメイク」

初演では老けメイクがなく

再演では老けメイクががっつりされている。

 

もしこれが演出都合などではなかったとしたら、

初演では老けていない→生きていたのは幻想

再演では老けている→実際に五平として生きている

 

と考えることができる。

そこから見えてくるのは「あおさく」とのつながり。

公演順に考えるならば

みほとせ→あおさく

の時間軸の流れが順当だが、

 

もしも、「みほとせ」と「みほとせ再演」の時間軸が違うものだったとしたら・・・

 

「みほとせ」では救うことのできなかった信康さんが「みほとせ再演」では生存している。

 

「あおさく」内で村正は信康さんの死を受けて、長年の恨みを晴らすべく、検非違使と出会ったときに発狂*1することになる。

「みほとせ」での石切丸と同様に発狂し、そして本来以上の力を得ることになった。

(ここの立ち回りがかっこよすぎて毎回息が止まりそうだった。)

 

この「信康の生存可否」が大きくルート分岐をさせていると考えることができるが、その大きな存在としては「三日月宗近」であり「三日月宗近という機能がある」ことだ。

 

石切丸(服部半蔵)に助けられたという信康は、その場で別れている。

石切丸がなぜ信康を助けたのか。という理由に関して様々な考察ができるが、今回の話題とややそれるため一度放置する。

いつかそこの話をできる時が来たら・・・

信康が検非違使と戦うことができるほどの戦力となったきっかけを作ったのは明らかに三日月宗近だと考えられる。

 

信康さんが、物部としての役割を与えられたのは本当に「みほとせ」の後だったのか。

 

 「みほとせ再演」では物部としての役割が与えられ、生きていた。

その為に「あおさく」に繋がったのではないか。

「みほとせ」の時間軸では信康さんはあのまま命を落としたのではないか。

 

もし、「みほとせ」と地続きの話としてあおさくの様に歴史が続いていったとしたら、

検非違使に再び遭遇したとき、発狂した村正を止める術はあったのだろうか。

「生きてた」という安堵、そこからくる村正の成長と浄化。

それがないことになる。

ないまま、発狂状態が続き、検非違使との闘いを続けることになったとしたら

「その力は危険だ」蜻蛉切が叫んだように、危険な状態になることは明白である。

 

 結論として

みほとせ(初演)と、みほとせ(再演)が別物であるという考え方で進むと、

村正が折れたという考え方に比較的つなぎやすい。

 

この「歌合」自体が、様々な脚本家さんが手掛けるもののため、本編と逸脱した話がある可能性は否定できないが、

わざわざ「蜻蛉切と村正は任務中」ということ、「一足先に自分は帰ってきた」ことを宣言するだろうか。

 

他のシーンでも歴代のミュージカル刀剣乱舞に通じる内容を会話していたり、表現していたりする部分はある。

その中でも異質な鬼門と呼ばれるサブステで語られたこの物語。

 

謎は多いけれど、結論はここだと思う。

千子村正は刀剣破壊され、二振り目である」

 

「ぬばたまの、我が黒髪に、降りなづむ、天の露霜、取れば消につつ」

次は現代語訳も交えて考察進めたいです。

(本編ほぼ触れなかった!)

 

*1:ここの演出については様々な解釈ができるが、当ブログでは「発狂」と総称します。

一年。そして闘い

一年前、ちょうどこのブログを開設しました。

たくさんのことがあったにもかかわらず、たいしてブログを残さない。

3日坊主もいいところです。

 

というのも、

昨年のちょうど今頃から、通い詰めた「ミュージカル刀剣乱舞 歌合乱舞狂乱2019」の考察を書こうかと思っていた年明けごろから、このコロナ禍が発生しました。

 

家族も私も所謂「重症化リスク」が高い人間です。

そのため、自ら楽しみにしていた舞台をキャンセルしたり、お譲りしたりという日々が続きました。悲しかった。

 

一番衝撃的だったのは「 舞台「KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」」の突然訪れた大千秋楽でした。

その日は唯一取っていたチケットで、さらにはさほどまだリスクが高くなかったころ。

このコロナ禍の始まりともいえる出来事でした。

 

舞台「KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-」についてはいつかゆっくり語りたいと思っていますが、その機会もあるかはわかりません。

 

突然席に着いた瞬間に現れた出演者たちが「大千秋楽」を明言した。

あの瞬間は忘れられないだろう。

 

そこから始まったコロナとの闘い。

日々何もなく、ブログに書くこともなく、配信という形で舞台に触れても、何もないよりはいいが、やはり虚無は増していく。

 

さみしい日々だった。

 

このブログを書きだしたのも、
「Four Seasons LIVE 2020 - MANKAI STAGE『A3!』」の現場に行くことができ、久しぶりに生で舞台を味わったからだった。

 

舞台と別れて205日。約6か月ぶりの舞台だった。

 

楽しかった。うれしかった。

涙が止まらなかった。

その演出に、声に、号泣して<彼>がそこにいるように感じた。

<彼>に関してのお話しはここで少し。

kyomu6.hatenablog.com

 

またエーライについて詳しく話したいと思いますが。

とりあえず、今日はここまで。

 

コロナ禍はまだまだ続きます。

きっとこれからも。

双騎で「止まない雨はないからね」と優しく語った彼の声が

きっとこれからの先、たくさんの困難に立ち向かうであろうカンパニーと、そして私たち観客を勇気づけた気がした。

 

The Show Must Go On

 

そんな言葉が、耳に残る。半年でした。

これからはコンスタントに更新します。

よろしくお願いします。

はじめましてで書く内容ではないけれど。

ブログを作るだけ作って、何も書いていませんでした。

だから、書きたい!と思ったことを書くタイミングを逃して、そして今日です。

 

ブログではじめまして。

推しのことがすきで、2.5次元にハマリましたが、もとはオペラやミュージカル。帝劇などに通っていたタイプの観劇が好きな人間です。

どうぞよろしくお願いします。

 

本当ならば、このブログは推しのこと、舞台の考察、いろいろやっていくつもりのブログだったんですけれども。

 

どうしても気持ちの整理がしたくて筆をとりました。

 

先日、たっきーさんこと、滝口幸広さんがお亡くなりになられたという訃報が入ってきました。

その瞬間私は真っ白になって、通話中だった友人のことを考えず絶叫し、言葉を失い大変迷惑をかけました。ごめんなさい。

 

彼のファンだったのか。

いいえ。

ファンになろうとしていた。ところだった。というのが正しいのかもしれません。

 

始まりは、A3!がリリースされたころの話。

みんながかっこいいリーダー君たちやかわいい子たちに落ちていく中、私が心奪われた鹿島雄三というキャラクター。

本当に好きで、気になるのにバクステはない。それでも好きで好きで本当に好きで好きでたまらないそのキャラクターが、ほんの少しでも出る度に嬉しかった。

結局押しキャラは秋組の伏見臣くんになったのだが、今も楽しく推してます。

やっぱり、雄三が好きだった。

 

知名度が低かった。

 

それがエーステにきちんと出ると決まった時、私は嬉しくて嬉しくて飛び上がった。

まだまだ2.5に足を踏み入れたばかり。

見たことある作品なんて片手で数えられる程度。

そんなころの話だった。

「この人だれ?」

友人に聞いた時、友人は「この人はいい人だよ!」そういう風に返されたのを今でも覚えてる。

へーいい人なんだ。いい人が雄三やるの?へー。

ぐらいだった。でも初めてたっきーさん演じる雄三を見た時心が震えた。

あ、雄三がいる。

大好きな、大好きな雄三が、しゃべってる。

ファンから追いやられて、確かにモブみたいな扱いで。

経験値くれるだけのゲーム役割だ。ストーリーでキーになる事はほぼない。メインじゃないのだから仕方がない。

 

そんな雄三がいる。

私は嬉しかった。

勿論脚本の力や演出の力なのは知ってる。

それでもみんなと楽しそうにバックステージにいる姿も含めて、ああこの人が雄三でよかった。

 

と、私は春夏の時に感じた。

ライビュだったけれど。

 

 

生で初めて拝見したのはエーステ秋冬公演だった。

私はちなみにレニさんも最高に大好きなんですけど。

レニさんも出るしこれは行かなきや!!と必死になっていたら偶然チケットを余らせていた丞推しの友人に連れて行ってもらえた。

感謝しかなかった。

 

生で初めて見て、やっぱりすごかった。

本当に雄三で、へへって笑ったり、動いてて。

もう、雄三がいる!って私は嬉しくてうれしくて。もちろん舞台自体とてもよくて。

でもちょうどその時、夢に向かっていた私の心が折れかかっていた頃で。

 

左京さんに向かって、雄三が「枯れたフリしてんじゃねぇ!」って怒鳴る瞬間があった。

(ロスで見れてないから、もしかしたら厳密にはセリフ違うかもごめんなさい)

その一言が、刺さって、抜けなくて。

何日も何日も。私の中で震え続けた。

一言で心が震える経験はなかなかない。

演技が素晴らしい。演出がいい。自分に合ってた。脚本がいい。

いろいろな要因が重なったと思う。

 

それでも私にとって特別で。

雄三がもっと好きで、好きでたまらなくなった瞬間だった。

 

客降りで目の前でお花撒くときで、雄三からお花貰った。

本当に嬉しかった。 

今でも思い出になって大切にしまってる。

 

そのころから、雄三が好き。でもたっきーさんもすきかも?と思い始めてた。

でも、推しはいるし、その推しを降りることはできないし・・・

いろいろ悩みながらも春単独のチケットを当てた。

2列目どセンターだった。

 

雄三拝めるよ!!!と友人に発狂しながら言った。

「雄三、出ないよ?」

ショックだった。(ちゃんとみろ)

 

それから夏単独が決まって、今度はちゃんと出るってわかって、レニも出るぞ!と意気込んで。

チケットは友人に頼まれた地方しか当てられなくて。

代わりにチケット譲ってもらって。

 

それが偶然にも最前で。とてもいい席だった。

 

ドキドキしながら。

初日を見に行った友人に

「きょむむちゃん、きっと死ぬよ」

 

そう言われて死を覚悟していった。

結論から言えば死んだ。

雄三も、レニも。夏組のみんなも、ほかのみんなも。

すごい素敵なカンパニーだった。

私の人生の中で、こんなにいいカンパニー見たことないぞ。と思うぐらいにはとてもよかった。

夏組のみんなが仲がいいからかな。

そう思ったりもしていたけれど。とにかくよかった。

 

それに、私はその日たっきーさんを好きになった。

雄三というキャラを抜いて。

それは雄三ではなく、モブ(劇中劇)を演じてたところ。

抜錨で海軍の偉い人を演じていて。

あの席から見上げた瞬間。確かに一瞬かもしれない。

 

言葉では言い表せない「すき」が溢れた。

きっと雄三以外もみたら、好きになれる。

私はそれを痛感した。

 

最後に全力で手を振ってたら振り返してくれた。

嬉しかった。

 

ライビュでも拝見して、やっぱり好き。

追いかけよう。応援しよう。

最推しはいるけど、2人目としてしんどいかもしれないけれど、できる限りの応援をしていこう。

そう心に誓った。

 

秋単独が発表された。

雄三が出るぞ!全通したい!

それぐらいの意気込みだった。

 

ある日友人と通話しながら「たっきーさんが気になる」

という話をした。

 

「たっきーさんは、テニミュ時代から悪い噂を一切聞かない。本当にいい人なんだと思う。すごいことだと思う。いいんじゃない?」

 

そう言われた。それが10月中頃だったか・・・

11月頭だったか・・・

それぐらいだった。

 

よーし!じゃあ頑張っちゃおう!

いっつも推しくんのことで病んでた私には優しさが必要だ!

なんて笑って。

 

雄三からファンサされたいねなんてはなして。

 

頭撫でられたい!とか夢女ぶって

 

次はどんな舞台に出るのかな。

見て見たいな。

ストレートとかやるのかな。

どんな風に役を捕える人なんだろうな。

普段の立ち振る舞いはどんな人なんだろう。

 

エーステの夏単2部で踊ってた「北へ10歩!東へ10歩!」(わからん)

とかってところのステップの踏み方好みだったな。

若い子の中に囲まれてでもキレ半端なかったな。

 

秋単も踊ってくれるかな。

 

秋単どんな演技するのかな。

 

私は早く「剣に死す」の雄三とレニの会話がステで見たい!!!

と。

 

きっと3部は過去編で雄三メイン回があるはず!エイプリールフールはフラグだったんだよ!!!!もうそんなんたっきーさんキャス変せず続けて!!!!

何年後だよ!!!!

 

とか。

笑って話してたんです。

 

 

人の命は儚いからこそ、美しい。

 

神様は残酷だ。

 

いろんなことが頭の中に蘇って。

ぐっちゃぐちゃで。

あの夜は泣き疲れて眠りました。

 

打ち上げ花火のように、儚い。

本当に。

上手くまだ言葉にできないし、きっとこれはいつまでたっても言葉になんてできないんだと思う。

 

でもあの夜気が付いた。

私は既にたっきーさんのことが、本当に好きだったんだなあ。

って。

だから応援したいと思えて、ちゃんとファンになれてたのかもしれない。

って。

 

ファンです!なんていえない。

だって、ファンになって、舞台を見れてない。

だけど、ちゃんと好きだ。って感情はあったんだ。と。

思った。

 

これだけは言いたい。

上手く言えないなか。

 

もしこの先、ここまで読んでくれたあなたが、少しでも「いいな」と思う人に出会えた時。

後悔しない方法を選んでほしい。

良いなと思って、近寄って。

違ったら離れてもいいと思う。

良いなと思って、近寄らず、遠くから見て、その思いを伝えることがないまま。

悲しい別れを味わうことがあるんだ。と

 

今回身に染みた。

 

だから、私は思う。

少しでもいいなと思ったら積極的にお手紙とか書こうって。

いや、推しじゃないし・・・・ほかのファンに失礼・・・・

そんなのはいい。

伝えない後悔よりマシだ。

 

絶対。人間に絶対という言葉はないのだから。

少しでも、すこしでも。一言でも。

すきですと、伝えていこうと心に誓った。

 

以上。お付き合いいただきありがとうございました。

今後は普通に作品考察とかいろんなこと書いていこうと思っています。

一発目が違ってごめんなさい。

 

それでは。

 

 

PS

夏単で最後に

「寂しくなったら空を見上げろ。花火と俺の顔が思い浮かぶだろ」

って。言っていたので。帰り道、夜空を見上げたら

曇り一つない綺麗な夜空に真っ白でまん丸いお月様がとってもきれいに輝いて

電灯もいらないぐらいに夜道を照らしてくれていました。(田舎)

 

ありがとう。